昨日、夜遅くにテレビを見ていますと「矢沢永吉」の特集番組をしていまして、
私も深夜までついつい見入ってしまいました。
その番組は、「還暦」を迎えた矢沢永吉の東京ドームコンサートのメイキング番組でした。
そして還暦=60歳を迎えた矢沢氏が、そのコンサートのトークで言っていた
フレーズの中で気になった一言がありました。
それは、「俺は、日本ではじめての60歳を超えたロックンローラーだ」と言っていたことです。
実際は、もっと高齢のロッカーは、いるでしょうが、
あそこまで「現役」のロッカーは、矢沢氏の他はいないのではないででしょうか。
それほど彼の「動きと声」は、「現役」と言うにふさわしいものでした。
結局、私が感じたのは、あれほど「かっこよさ」にこだわった人は、
彼をおいて他にないと言うことです。
ですから矢沢氏が「俺は、日本ではじめての60歳を超えたロックンローラーだ」と言っても
誰も文句を言わないのではないかと思いました。
さて、前置きが長くなりましたが日本で矢沢永吉は、ただひとりで、
彼に似た歌手すらいないということです。
それは彼の道程や生き様の凝縮がそのように感じさすのかも解りませんが、
少なくとも似た人もいません。
おそらく、矢沢氏は、頂点と言う意味で似た人がいないということでしょうが、
これを中小企業に置き換えると、よくも悪くも、あなたの会社は、
あなたの商圏で他社と比べて、似た会社が、有るか無いかということが大変重要なことになります。
わずかでも他社に無い「オリジナリティー」をつくりそれを育てる。
「オリジナリティー」と言っても簡単には作れないでしょうが、
何らかのサービスや製品、価格等のファクターのなかで、
一点でも他社に無い点をつくり、それを増やし育てて行く。
そんな積み重ねが生き残る条件です。
高度成長期は、自社よりも優れた会社を「ベンチマーク」し、
それをそっくり真似ると言うような戦術もあったかもわかりません。
しかし、今は残念ながら「右肩下がり」の時代なのです。
なにより大事なことは「他社に無いものがある」ということです。
解らなくなったら矢沢永吉を思い出してください。
あの歳で結構しんどいと思いますが、彼が普通の60歳だったとしたら、
多少歌が良くても東京ドームは満員にはなりません。
あの声、体型、動きを維持するのにどんな努力があるのでしょうか?
考えただけでもしんどいですね。
しかし、あなたは、矢沢永吉ではありません。
あなたの商圏で他社と比べて、ちょっとでも「他社に無いもの」を考え、
増やし育ててください。もしもそれを消費者が支持したなら
あなたの会社の発展は「未来永劫」に近づくでしょう。