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Home  ->  倒産危機からの復活!! 企業再生 レポートバックナンバー    -> 第138号 永続する中小企業とは?再生時の社長の考え方についてその2

■■第138号 永続する中小企業とは?再生時の社長の考え方についてその2■■

数年間の困窮期間を経ると、どの経営者も本来の目的や優先順位がぶれてくるものです。


元々苦しい経営状況のなかで、重要事項にたいして「ぶれ」が出てくるといわゆる
「どっちもつかず」ということになり最悪の結果をむかえやすくなります。


そんな中で、社長として究極の優先順位のひとつは、「社長」か「社員」です。


解りやすいように例をあげて説明しますと、
非常に資金繰りが苦しい12月をイメージしてください。


今月は社員にボーナスを支給する約束をしています、また4月の昇給は今回をふくめて長い間実施していません。
12月は、売掛金の回収は多いのですが、ボーナスの支給予定は月の前半で売掛金の回収は、月末です。
しかし売掛金の回収は予定であり、確定の金額ではありません。
そして、翌月の月初には仕入れの支払いがあります。


12月の売掛金の回収が予定通りであれば、月初の仕入れの支払いはできますが、
もしも売掛金の回収が予定よりも少なければ月初の仕入れの支払いは出来ず、1月の売り上げが大きくダウンします。


社長は困り果てて幹部の社員に相談しました、、、、、、、、、、、


こんなシチュエーションのとき、社長のあなたならどうするでしょうか?


選択肢は、


1、 予定通りボーナスを支給する。
2、 予定通りボーナスを支給するが、12月の売掛金の回収が予定より少なかったとき社員にボーナスを返してもらう。
3、 売掛金の回収が少なかったら困るのでボーナスは1月に遅らせる。
4、 ボーナスは中止して、数ヵ月後、ボーナス分のキャッシュフローが出来たときに、そのボーナス金額に幾分かの増加をして支給する。
5、 当分の間、ボーナスはなかったことにする。


これは、紛れもなく優先順位の問題です。


会社の経営継続か、社員の生活継続かの決断です。


しかし、この問いには、答えはありません。
つまりこの答えが経営者の姿勢であり考え方であり、全てが正解です。


例えば、1、2のようにボーナスを支給したら社員のモチベーションは上がりますが
会社の経営継続は保証できません。
また4,5のようにすると会社の経営継続は出来ますが社員のブーイングは避けられません。


これこそ経営者の選択であり、どちらでも良いのです。


しかし、絶対に行ってはいけないのは「ぶれる」ことです。
会社の経営継続を優先したら、退職希望社員がでても諦める達観が必要です。


また社員の生活継続を優先したら社長はポケットマネーをだしてでも、
もしそれが無かったら闇金に借りてでも会社の経営継続をしなければなりません。


要は、社長はこの解としてどちらでも良いのですが、
普段から自分の考え方を決めておき「いざ」という時に迷わないことが肝心なのです。

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